■人造人間か改造人間か■


ハカイダーは人間の脳を移植されているため人造人間ではなく、
改造人間(サイボーグ)呼ばれ、自らもそう名乗る。
人が造ったもの=人造人間か、人を改造したもの=改造人間か。

「あの裏切り者の光明寺をダークの手先、悪魔の戦士にしてやるのだ」(36話・ギル)
ではハカイダーは光明寺を改造したサイボーグと呼べるのか。
そう言うのはどうも違和感がある。
光明寺とハカイダーの意識はイコールではないし、脳は光明寺のものでなくとも良いのである。
ただ動くだけなら脳がなくとも動ける。脳の無い状態ではただの無力なロボット。
だがそのロボットが「ハカイダー」であるためには優秀な人間の脳が必要だ。
ハカイダーの強さは悪魔回路と光明寺の頭脳によるものだからだ。

良心回路を持ったジローが人間でもなく、
ただのロボットでもないというテーマに関わる問題に比べれば些細なことだが
ハカイダーが人造人間か、改造人間かというのは気になるところだ。


「あなたのその脳をお父様に返して。お父様の身体が元通りになったら
 あなたをきっと素晴らしい人造人間に作り替えてくれるわ!」
(42話・ミツコ)
人間の脳とその血液を必要とするという設定は悪魔の名にふさわしく不気味なものだ。
光明寺ならば脳をコンピューターに置き換えても
キカイダーと同等の力を持った人造人間に作り替えることができただろう。
ダークの科学者がこんな悪趣味な設計をしたのは、
キカイダーを越える戦闘力のコンピューターを作り出せなかったからなのか、
光明寺の脳を人質にしたかっただけなのか。
(脳を使った装置のほうが難しそうだがそういう突っ込みは置いといて・・・。)

原作ではあきらかに人質で、脳はそこに保存しているだけのはずだった。
改造人間という表現は無い。(原作については別のページで)
一番安易な答えは、人間の脳という生体部品を組み込んだ人造人間というところか。


※以上の解釈はすべて演出上の問題は考慮に入れず、すべての行動をキャラクターとして扱っています。
深読み具合を味わって下されば幸いです。





 





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